ノロウィルス院内感染対策はコレ!不安から解放されよう!

冬場に多く発生するノロウィルスは「感染性胃腸炎」の一種ですが、
下痢や激しい嘔吐などを引き起こし、
また感染力も強いので、二次感染も多く起こります。
他の理由で病院へ行った際に、
ノロウィルスに院内感染してしまったら・・・・と
とても不安になりますよね。
そこで今回は、
ノロウィルス菌の生存期間や感染経路、
院内感染とその感染対策についてご紹介していきます。
ノロウィルスの院内感染
2015年、ノロウィルスの新型が発見され、
過去最悪と言われた2006年の爆発的流行時の患者数を上回ることも懸念されています。
ノロウィルスは一度感染者が出ると、
その感染力の高さから二次感染も多く
例えば、家族の中の誰かが感染してしまったら、
次々と家族全員が感染してしまうというようなことが起こるのも決して珍しいことではありません。
診察に行った病院で院内感染することも多々あるのが実情です。
院内感染では・・・★飛沫感染
★接触感染
のうち、接触感染が非常に多いようです。
最近ではマナーとしてマスクをしている方が多いですので、
飛沫感染は避けられる傾向にありますが、
★椅子
★ドアノブ
★トイレの便座
★蛇口
などに接触することで感染してしまうというケースが相次いています。
院内では
インフルエンザやノロウィルスなどウィルス性の疾患を患った患者さんはたくさんいるので、
院内感染する確率も高くなってきますね。
感染しないためには、
病院ではマスクをしたり、手洗いをまめにしたりなど対策しておくことは最重要事項です。
後ほど、その感染対策も詳しくご紹介します。
ノロウィルス菌の生存期間
まず、ノロウィルスとはどんな病気なのか?
その菌の生存期間や感染から発症までをみていきましょう。
★感染スピードが非常に早く、2次感染しやすい
★感染すると24時間から48時間の潜伏期間を経て、発症します。
★感染した時には100個ほどのノロウィルスだったのが、
発症した時には吐しゃ物の中には1万~10万個、便の中には約10億個にも増殖しています。
たった一日の間にこれだけの数に増えるのですからその威力はとても怖いものです。
ノロウィルスは体外では増殖しないので、
吐しゃ物や便の処理をきちんとしていればかなりの確率で感染を防ぐこともできるのです。
ノロウィルスの感染が疑われても、
2日以上経過して下痢や嘔吐の症状が出なければ、
感染の疑いはほぼないと見られています。
ノロウィルスの症状
次に残念ながら発症してしまった場合、どのような症状が起こるのか?
ということで、症状を見ていきましょう。
★いきなり激しい症状に襲われるというパターンも多いです。
★お腹がチクチク痛んだり、次第にお腹からこみあげてくるような痛みやむかつき、不快感や吐き気が出ます。
★吐き気は我慢できないくらいで1日に何度も吐いてしまうこともあります。
★その後は激しい下痢が起こり、水のような便が何度も出ます。
免疫力の高い成人はそれほどひどい症状が出ずに治まることもありますが、
免疫力の低い乳幼児や高齢者、成人でも病後の場合はひどい症状になります。
特に、自分の症状を口に出していえず、
また排泄もまだ上手に出来ない乳幼児がいらっしゃるご家庭や、
保育園・幼稚園の間では二次感染がやはり多発してしまいますね。
ノロウィルスの感染対策
感染拡大しないために、また感染をしないための対策についてみていきましょう。
病院内での感染や家族間、
集団生活空間でのノロウィルスの感染を防ぐためには、
きちんとした対策が必要となりますね。
誰にでも出来る感染対策の一つに手洗いがあります。
ただ石鹸で手を洗うというだけでなく、しっかりと順序を守り1分間ほど洗うことが重要です!!!
② 石鹸をよく泡立ててから手全体につける。
③ 手のひらや手の甲、指の間を両手を組み合わせるようにしてもみ洗いする。
④ 親指を反対の手で包んでしごくように洗う。
⑤ 指先で手のひらのシワの間までしっかりともみ洗いする。
⑥ 手首を反対の手でつかんでもみ洗いする。
⑦ 爪ブラシを使って爪の間も洗う。
⑧ 流水でよくすすぐ。
⑨ ペーパータオルを使って水分を取る。
⑩ 消毒用アルコールを両手につけてすりこむ。
★蛇口を閉めるときはペーパータオルを使って素手て閉めないこと!!!
これはすごく重要なポイントになりますから、是非実行してください。
また感染予防するためには、環境整備も大切です。
特に、トイレの洗浄は重要です!!!
トイレではペーパタオルを使って手を拭くようにすることと、
トイレを使った後には除菌をしましょう。
トイレの便座やふた、水栓レバー、ペーパーホルダーやドアノブなど・・・・
トイレ以外の場所でも、
★洗面所の蛇口やシンク
★キッチンの水栓蛇口やシンク
★調理台
★冷蔵庫の中や取っ手
★ドアノブ
など・・・
公共の場ではエスカレーターの手すりやエレベーターのボタンなども除菌が必要です。
外出先では不必要に触れないようにすることも大事ですね。
まとめ
ノロウィルスの院内感染や、
菌の生存期間や感染対策についてご紹介しました。
今シーズンはインフルエンザやノロウィルスの流行が予想されるので、
感染している患者さんがたくさんいる病院にはなるべく行きたくないものですが、
どうしても行かなくてはいけない場合は、
徹底的に感染予防対策をしておきたいですね。
感染拡大しないようがんばりましょう!
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