台風で喘息の子供が悪化するのはなぜ?頭痛や熱を伴う辛い症状に効く対策はコレ!

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もうすぐ台風シーズンが来ますが、
台風が来る前になると具合が悪くなるのだけど…
頭痛や熱を伴うこともあったりして心配…
というお子さんはおられませんか?

そういう時に救急診療でお世話になるという方も少なくないと思います。

そんな喘息症状がよく出るお子さんをお持ちの
お母さんのために、
なぜ台風で子供の喘息が悪化するのか?
喘息と台風の関係と
対策はどうしたらいいのか?など
私が実際に経験したからこそお伝えできるものをご紹介します。

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台風と喘息の関係とは

喘息または喘息気味と病院で言われたことのあるお子さんは、
台風が来る前になると具合が悪くなるケースが多く見られます。

中には、日本からまだ遠く離れたところに台風が発生しただけで
具合が悪くなるというケースもあるようです。

台風でなくても低気圧が近づいたり、
気温が急激に下がったりするときにも喘息発作が起こりやすくなります。
また、それに伴い頭痛がしたり熱が出たりもするようです。

ではなぜ、そのような気象条件になると喘息がひどくなるのでしょうか?

台風で喘息が悪化するのはなぜ?

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台風が発生して近づいてくる時には、
私たちの目には見えませんが気圧が変化しています。

天気予報などで、高気圧が…低気圧が…と解説をしていますが、
喘息の症状が悪化することと、その気圧の変化には関係があります。

実際に、医療の現場でも台風が来る前になると
喘息患者が急増するというデータがあり
日本の南の海上に台風があり、
日本列島はまだ高気圧の圏内にある時や、
移動性の高気圧が日本列島の日本海側を通過する際に増えるとも言われているのです。

ではなぜ台風をはじめとする低気圧が近づくと
喘息発作を起こしやすくなるのでしょうか?

これには幾つか説があります。

● 気圧が下がることで血管が膨張して、気道粘膜からの分泌液(痰など)も増えることで
気管が狭くなって喘息発作に繋がるという説。
● 気圧が低下するときに地中でラジウムが崩壊して、
それによって生じる気体が放出されるために喘息症状が悪化するという説。

気圧が高くなることで悪化するケースも報告されているので一概には言えませんが、
低気圧の接近で悪化するケースが多いので、
思い当たる人はその前に備えておくのも必要ですね。

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台風で喘息になる子供が多発しているワケ

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実際に私の子供も二人とも小児喘息で長く苦しんでいましたのでわかりますが、
小さい頃は台風や大きな低気圧が近づく前になると
必ず発作が出たり、治りかけていたものが再び悪化することがよくありました。

ずっと治療を継続的に続けているので
今は大きくなり発作を起こすことはほとんどなくなりましたが
小さい頃は毎日しっかりと天気予報をチェックするのが日課となるほどでした。

気圧が低くなるだけで喘息発作を起こすこともありましたし、
発熱した後などのタイミングで気圧が下がると
喘息発作がひどく出たりすることもありました。

子供は年齢が低ければ低いほど、大人に比べて気管が狭いところに加え、
風邪をひいて鼻水や痰がたくさん出て気管が狭くなる要因が重なると
喘息のような咳や喘息発作を起こすことが多いと言われています。

気圧の低下に加え、気温の変動にも敏感に反応することも多いです。
気圧が下がることでむくみが出たり、頭痛がひどくなったり、熱が出たり、
アレルギーのある方の場合はその症状が悪化することもあるようです。

小児科などで、喘息とか、喘息気味ですと言われたことがあるお子さんは特に
台風や低気圧が近づく前、気温が激しく変動する時に備えることをお勧めします。

台風が来る前にどう備える?台風で喘息になったときの対策はコレ!

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ひどい嵐の中を救急受診しなければならないのは出来たら避けたいところですよね。
台風や低気圧が近づいて来る前にどう備えるか、
その対策をご紹介していきたいと思います。

対策としては喘息やまた喘息症状が出ていなくても
治療をしっかり継続することが最も重要です。

喘息は発作の症状が出なくなった後も、
通常の気管支の状態に戻るまでに時間がかかります。

外から見た感じで治っているように見えても、
気管支は治りきっていないこともあるので
医師のOKが出るまでは薬を止めず、治療し続けなければなりません。

きちんと治っている状態なら、低気圧がきても台風がきても
ひどい喘息発作を起こす率は低くなるので根気よく治療を続けることが大事です。

では次に喘息発作が起きてしまった場合の対策、対処法についてご紹介します。
事前に通院していて、吸入薬や吸入器を持っておられる場合は、
医師から指導された通りに使用して、症状を抑えることができますが、
そうでない場合は以下のことを実践してみましょう。

喘息発作が起きてしまった場合の対策
  • ● 水分を多めにとる(これで乾燥を防ぎ、痰の切れが良くなるのでゼロゼロした咳が少し改善されます)
  • ● 体を横にして休む場合は状態が少し高くなるように枕を二つ重ねたり、
    敷布団の下に座布団などを敷いて高さをあげる。
    赤ちゃんの場合は、ゲップを出すときのように抱っこしてあげるのも楽になります。
    (上体を横にすると気管支が狭まるため、呼吸がさらに苦しくなります)
    また、咳が酷い時には嘔吐する場合があるのでそのような症状がある時は
    嘔吐物を誤飲しないように体を横に向けましょう。
    (咳が酷いと嘔吐中枢を刺激するので嘔吐する場合が多いです。)
  • ● うつ伏せになるなら膝を折り曲げ正座した状態に近い体勢で体を前に倒す。
    (これも先ほどと同じ理由です。)
    発作が苦しい時に、子供でも寝ながら自然にこの姿勢を取っていたりします。
  • ● 激しい咳が続く、唇の色が悪くなる、呼吸するときにヒューヒューと音がする
    などの症状がある場合は救急診療を受診する。

病院を受診すると吸入の処置をしたり、
重症度が高い場合は点滴治療をしたり入院することもあります。

まとめ

台風や低気圧が来るたびにひどい喘息発作を
起こさないためにも普段からのケアが重要だと医師は言います。

一度発作を起こしてしまうと完全に治るまで時間がかかることから、
治りきらないうちに風邪や、その他の感染症に掛かったりして、
熱を出し、熱が下がるとひどい咳が続き喘息症状が更にひどくなる、
というようなことが延々と繰り返されそうするうちに、
通常の気管支に戻ることが更に難しくなってしまうのです。

そうすると例えば園や学校生活にも支障が出てしまい、
健康なお子さんと同じような生活が送れなくなります。

例えば大切な行事に参加できなかったりして、
大切な幼児、児童期に貴重な経験をする時間が
少なくなくなってしまうこともあるかもしれません。

またそういう時に限って具合が悪くなるということも珍しいことではないのです。
そうならないためにも日頃からの積極的な治療を是非お勧めします。

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